《デザイン》
襟ぐりにオリジナルで編み立てたリブをあしらった、ゆったりとしたシルエットのTシャツです。
襟ぐりのリブは総針、1×1リブ編み、二本タックラインと三種類の編み方を織り交ぜています。
また、身頃の天竺にシルケット加工を施しているので、このリブも糸の段階でシルケット加工を施し光沢差が出ないように仕上げています。
オールドスクールやカレッジテイストのスウェットではよくみるガゼット(三角マチ)をネック周りのデザインに入れ込み、アクセントにしています。
通常は、襟ぐりとガゼットは別々に縫製されますが、それを一体化させてデザインしています。
『麻の葉柄』を使用して、生地と同じ色の刺繍を施しています。
《素材》
希少性が高く、超長綿の一種であるスビンコットンです。
無理に手摘みせず、自然の落ち綿を使用し紡績された糸で編み立てた天竺です。
油分を含み、しっとりとしたヌメ感が特長であり、今回は20番手単糸、二本をねじって撚り合わせたものでなく、束ねて編み立てているため、生地に厚みを持たせつつ、ハリコシ感を敢えて無くした、柔らかい仕上がりになっています。
以前にも同じ素材を使用していましたが、シルクのような光沢が出るシルケット加工を施しています。
ただ、シルケット加工のみでの仕上がりは、硬く仕上がってしまうため、最終工程でバイオウォッシュをし、より柔らかな仕上がりになるようにしています。