稀少な編み機でゆっくりと空気を含みながら編むことで、やわらかく独特の豊かな風合いをもった吊り裏毛のパーカー。
表糸にラフィ30/1を使用して、旧式の吊編み機で編み立てた裏毛です。裏毛とは生地の裏をタオル地のようにループ状に編み込んだ素材のことです。別名「裏パイル」とも呼ばれ、肌触りが良く、吸湿性や通気性、保温性にすぐれているのが特徴です。このラフィ吊裏毛は表糸、中糸に細い糸、裏糸に少し太い糸を使用することで程よい厚みのある生地に仕上げています。
拘って作ったラフィ糸を和歌山の老舗工場の現存する稀少な吊編み機で時間をかけてゆっくりと編み上げています。裏毛の生地を1反(20m)編むのにかかる時間はなんと3日。熟練の職人が糸の風合いを生かすように機械を手で一台一台調整し編み上げています。吊編み機とは1960年代まで日本のニット業界の第一線で活躍した旧式のニット生地を編み立てるいまでは稀少な編み機です。
時代とともに量産型の編み機が導入され、生産性や採算性の極めて低い吊編み機は姿を消していきました。今では生地を編むためには熟練した職人技や経験が必要で、世界的に見ても現存している台数は限られており稀少価値の高い編み機です。特徴としては編み立てるスピードが遅い分、生地を編む際に糸に余計な力がかかりません。つまり糸が常にリラックスした状態でゆっくりと空気を含みながら編まれる為、編み上がった生地はやわらかさがあり、独特の豊かな風合いが生まれます。
※製品洗いのため、寸法にばらつきが出る場合がございます。ご了承ください。
※フード付き(スピンドル入り)
※長袖 ラグランスリーブ
※前釦明き 前身頃カンガルーポケット
※袖口・裾スパンテレコ
※前端裏ロゴ入りへリンボンテープ
※左胸1色プリント(サイ)
※後身頃1色プリント+サガラ刺繍(PAPAS+サイ)
※手洗い可