レールヘリンボーン ドレスシャツ

《デザイン》
正面から見て襟の開きが水平（ホリゾンタル）に見えるデザインです。

ネック周りを軽やかに見せることのできる襟型で、ネクタイのノットを大きく見せることができます。
ふんわりとした襟のロールが特長で、ジャケットを着た時に襟先が跳ねずに、ラペルの内側に収まるようなパターンで仕立てています。

フロント部分はカジュアルな前立て仕様ではなく、すっきりとした三つ折り仕立てにしてあります。

《素材》
膨らみがあり、柔らかな風合いのヘリンボーン素材を使用し、仕立てたドレスシャツです。

肉厚な手持ち感を出すため、決して細番手ではない80番双糸と40番単糸を交織し織り上げています。
繊維長の長いコーマ糸を使うことで、光沢感が出て綺麗な仕上がりになっています。
春夏シーズンに多く見られるブロードなどの平織り組織と違い、綾織ヘリンボーンにすることでたて糸・よこ糸の本数が増えて組織に隙間ができ、糸に動きが出るため、柔らかな風合いに仕上がっています。

しわの軽減を図るため、形態安定加工も施してあります。
副次的要素として、表面がフラットになり、綾組織に見られる引っ掛け等による傷も（ゼロではありませんが）改善されています。